ごきげんのツボ

ほぼごきげん、時にはふきげんな日もあるブログ

自分から荷造りを始めた義母。家を離れる日③ No.246

3日前にさかのぼる。

実は義母からきついと電話があった時は熱が出始めていた。夕方には38度4分まで上がっていた。(微妙な話題だったのでその時はブログに書かずにおこうと思っていた)歩けなくなったのは実はそのせいだったのだ。節々が痛み、体を動かすことがままならなかった。とてもきつそうだったので、もうこれ以上ひとりではおいておけないとこちらも決心した。肝心の本人も施設に入ると言ったのだ。今まであれだけ拒んでいたのに、この誕生日に出た熱が不本意だと思うが義母の背中を押した形となった。

 

この日は日曜、救急病院に行くかどうか迷っていたら、(義母は救急病院が嫌い、無理矢理退院した経験がある)熱はスルスルとほぼ平熱まで下がっていった。食欲もうっすら出てきたので明日の朝まで様子を見ようとなった。気になるのはコロナ、もしそうだったらと思うと気持ちも暗くなったけど、仕方ない、その時はその時で動こう。

 

この日は義母の97歳の誕生日。お祝いどころじゃない日となった。

 

そして次の日かかりつけのクリニックへPCR検査へ。陰性じゃないともちろん施設にもすぐにはいけない。ここの院長先生は中高の同級生でとてもやさしい先生だ。義母も信頼して長いことここに通っている。『施設のショートステイに行くのに陰性証明が居るから』と言うと「えーーそうなんやね、どこに?そうなんやねー」と一瞬びっくりした表情で問いかけた。ショートと言ってもそのまま施設に入るだろうことは予測できたはずだ。

「えっ?えっ?もう施設の選択をしてもいいよね?」

向こうは何も思ってないはずなのに後ろめたい気分になるのはどうしてだろう?冷たい嫁と思ってないかな・・まぁいいけど。

「コロナの症状は無さそうやねー」と車の中でPCR検査は終わり、無事陰性の結果が出た。かかりつけの医者は心の支え、長い間義母を診てくれてありがとう。今後、どこの病院に通うのも自由ということなので引き続きお世話になる予定だ。

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PCRを待つ間、愛知に住む義姉とVideo通話。97歳にも使えるものを売り出して欲しい、といつも思う。

 

 

誕生日に一日だけ熱を出して、施設の入る決断をわたしたちも義母もできたというのはただの偶然とは思えなかった。都合のいい解釈かもしれないけど、これでよかったのかもしれない、そう思うしかない。

 

先ほど、義母に電話したら、みんなでドライブで近くの滝へ来ているそうだ。「今、イベント中なの」と言っていた。イベント・・・

スタッフさんとも話した。食欲もなかったらどうしようと思っていたが朝・昼完食したそうでよかった。案ずるより産むが安しということだったのかもしれない。

 

今日の朝ドラのセリフ オダギリジョー深津絵里の深みのある演技が好きで久々に見ている。

それでも人生は続いていく、そういうことや

 

オダギリジョーが不甲斐なさすぎて朝ドラっぽくないなぁと思っていたけどこの一言で脚本家の言いたいことがわかった。それでも最後はトランペット吹かせてあげて!お願い!話が逸れた。

 

どんな状況でも生きていく。97歳にも未来は続く。

 

《今日の義母の一言》

今、イベント中なの!!

 

3日前寝込んでた人とは思えない・・

今回はきっかけに乗れた感じ。思い切って動いてよかった。多分。  

 

 


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