ごきげんのツボ

ほぼごきげん、時にはふきげんな日もあるブログ

「空気」を読んでも従わなくていいです No.247

昨日からの続き。毎日義母レポートのようになってきたけど、ここは大事なとこなので集中していかないとと思っている。ブログを書くことで自分の気持ちも整理出来ている。あれだけ家が大好きだった人を施設へ入れてしまったという思いが負の感情となって時々湧き出してくるのを落ち着かせないと。

 

携帯電話(義母はガラケー)があってよかった。オットが「電話したら?」とわたしを促す。『自分でしたら?息子やろ?』って言いたいけど、ぶっきらぼうでやさしい言葉が出てこないので仕方がない。逆に急にやさしくされたら義母もびっくりするだろう。

電話口では『ここは部屋から松原が見えて気持ちがいい、にぎやかだし、ずっとここでもいいみたい』本音かどうかわからないが、家に帰りたい気配はなかったのでホッとした。抗うことをあきらめて、新しいところの目を向けたら意外に安心できることに気づいたのかも。以前から観念したら前向きになるスピードは早かった。

 

義母の件でケアマネから連絡があり、「4月1日に新しい施設に行くのはどうですか?」と言われた。今いるところは長くは居れないので別の施設へ動かねばならない。

そこに決めると思う。新しい場所をどうか気に入ってくれますように。

さて、準備も色々ある。

今度は色々と持ち込まなければならない。

ベッドを運ぶ、どうやって? 

とりあえず春先ぐらいの下着と洋服でいいのかな?

タンスはあったけど、整理棚みたいなのもあったがいいよね。6畳ぐらいの個室、施設にしては贅沢な広さだと思う。部屋をせめて気持ちよく暮らせるようにしないと。

 

義母の気に入るような人が居ればいいな。自分に置き換えても苦手な人と一緒にいるのは嫌。正直言って不安でいっぱいだろう。何でも自分の意見は言える人だけど、人に馴染むには時間がかかるなかなかセンシティブな人だ。

 

最近、机の上にこの本が置いてあるのを見つけた。何でも言いたいことは言っていたように見えたけど、空気は読んでたということか。

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『空気を読んでも従わない』

 

もしかしたら、人と違うことを理解していたのかもしれない。自分の哲学を全うしてきた人生、普通のことではなかなか笑えない人なのだ。施設の行事で人とお団子作ったり、ドライブ行ったり、みんなで食事したりなどを特に楽しいとは思わない気がする。もっと仕事のように実用的なことに楽しみを見出す人だったので、人の輪の中に入るのは時間がかかるかもしれない。それでも馴染もうとしている姿がいじらしい。人間何歳になっても本来の性格は変わらない。

 

ある過疎の村の高齢者が野山で採れる料理に使う飾り用の葉っぱを売り出し、飛ぶように売れた事例がある。お年寄りが売り上げデータを見ながら、モリモリ元気になっていくというドキュメンタリーを見た。人の役にたって、お金になる。97歳の義母にはさすがに無理だが、もっと違った施設の過ごし方があってもいいな、とチラッと思った。仕事をしてきたわたし達世代はこんな人が増えるのではないかとも思う。義母も自営業とはいえ、しっかり社会とつながってきた人だ。

 

『おかさん空気読んでも無理に従わなくていいですよ』

 

《今日の義母の一言》

ずっとここでもいいよ、次のとこに行くときは早めに言ってね。心の準備があるから。

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義母が使っていた急須と神棚にあげていた水と塩

 

何でも自分で決めてきたのに、最後は息子夫婦に託さねばならない気持ちってどうなのかな…

 


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