ごきげんのツボ

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にわかミニマリスト終了 No.202

やはりわたし軟弱者だ。スーツケースひとつで生活したいらぐらいの勢いで始めた断捨離。

2年間コロナの影響で片づけに没頭する時間も増えていった。人生の価値観の転換期だと勝手に思いこみ、捨てることがに快感になってしまっていた。

もともとは片付け下手の買い物好きで、洋服や本、食器などとにかく多く溜め込んでいた。

この2年でずいぶんスッキリした部屋で、更にミニマリストの本を読んだり、捨てることに磨きがかかった自分にほれぼれする毎日。【一日、一捨】とかにもチャレンジした。購買欲も以前ほどではなく、いつかはゴミになると思うと、その労力さえも惜しくなっていった。

 

年齢的にもいずれ自分では片付けられなくなった時、誰に迷惑をかけることになるのだろうと思うと、先を急がずにはいられない気持ちになった。この2年間、地域のリサイクルセンターを何度往復したこことか。

 

ただ最近スッキリなった我が家のリビングをみて『えっ?なんか物足りなくない?』物さえなかったらいいのか?部屋らしくないんじゃない?とか、また逆のことを考え始めた。殺風景すぎて、暖かみがない寂しい部屋になってしまった(上がったり下がったりめんどくさい性格だ。)もうここでミニマリスト計画はゲームオーバー気味かも。

 

先日、食事に招待してくれた方の家はきれいなは飾られた優しい雰囲気のお宅だ。お料理の先生なので食材や食器もいっぱいだ。亡くなったばかりのワンちゃんの写真や旅行で買った思い出の品などがところ狭しと飾ってある。 

 

 

彼女いわく、「冷蔵庫の中がいっぱいだとゆたか~な気持ちになるの。」

『へー、まぁ、〇〇さんは、お料理どんどん作れるからいいですよね~』

そう言えば料理好きなうちの母も同じようなこと言ってたな。

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たくさん詰まった冷蔵庫からこんなにごちそうが飛び出てくる。旅館⁈

 

 

「化粧品もたくさん揃えるのが好きよ」美しい彼女が言ったら、にわかミニマリスト精神はどこへやら、即、『その化粧品買います!ど、どこのですか?』と飛びつく始末。色んなメーカーのオイルやファンデーションの話に花が咲いた。たしかにたくさん買いこんでいるみたい。久々のこんな会話はこっちまで楽しくなった。

 

賛否両論あるだろうが、好きなものに囲まれて幸せそうな顔をしている人ってかわいい。常に片付けや断捨離に目を光らせることなく、物を大事に操っているって感じかな。

 

極端に物がないというのは『暮らし』という面ではどうなんだろう? 少々散らかったり、日によってお皿を替えて料理を盛ったり、好きなものに囲まれた暮らしはとっても人として大事なんじゃないかと彼女を見てそう思った。なんといってもしあわせそう。

 

わたしはそう簡単にはミニマリストになれなかった。いやならなくてもいい、と今は思っている。でもやってみないとわからなかったこと。これからは何もかも捨てないで上手く利用、見極めが大事かも。「何かを片付けなければ病」から解放された気分だ。

 

それでもそのうちまた断捨離熱が再発し、この葛藤を繰り返すんだろな。

人間だもん。

 

 

 

 

 

 

 

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