物とぜい肉の断捨離は静かに続いている。少しずつタッパ類も処分して、やっと棚から溢れない程度に収まったかと思ったら、またオットが小型のタッパのセットを買ってきた。『どれだけタッパ好きなん！』こまめに残り物を鍋から移し替える癖があるのだ。わたしが無許可で断捨離したため『タッパがいつのまにか足りない！』と思ったんだろう。随分我慢強くなったわたしはここは無言で泳がせておくことにした。
さて一瞬話は飛んで、最近、お風呂上がりに足の爪を磨くことに目覚めている。2mmずつぐらい爪を整える快感を味わっているのだ。きれいに丸く切りそろえられた爪は気持ちいいし、足を触っていると体中がほぐされていく気がする。副効果として寝付きが断然よくなった。
老眼が進んで、夜のぼんやりした明かりの中で爪を切るのはなかなか精神統一が必要だ。中学時代のバスケ部の友人が「爪の端の端を爪切りできれいに切れた時が快感やもんね〜」とマニアックなことを言ってたのを思い出しながら、せっせと毎晩、長年頑張ってくれた古い爪を整える。年とともに爪は分厚く硬くなっていくようだ。
そのためにゆっくりお風呂に入り、爪をふやかしておくのがポイントだ。
（いったい何の話！）
書きたかったのは断捨離のこと。散々、捨てられない人に文句言っているくせに、自分はと言えばお風呂上がりにドサっと無印良品のボックスに入った化粧道具一式を抱えて繰り広げられる肌、爪磨き。文句も言わないオットだけど、心の中は呆れ果ててるかもしれない。寝ている愛猫も押しのけないとゆっくり足も伸ばせないほど散らかってしまう。こんなグチャグチャした人に『物を片付けて！』とは言われたくはないだろう。
しかしなんでこんなにいっぱいあるんだろう…これでも化粧水類やパック類は冷蔵庫に何本か入れている。
無意識に集まった化粧品類。
怖すぎる・・・・
歯みがきもこの時間にやるので歯みがきセットまでこの中にある。それも色々な種類の歯磨き粉。とっくに消費期限も切れてるだろうスキンケアや使わないメイク類。
もはや眉さえ描いてれば化粧品要らないマスク時代がやってきたのに…いやそれは問題が違うか。
そして断捨離の結果、これだけになった。
目指すはこの100均ポーチ一個ぐらい！…それはさすがに無理ね。
ただ化粧品は洋服と一緒で一瞬でごきげんになれる魔法効果があり、ついつい財布のひもがゆるんでしまう。美しいインフルエンサーと言われる人がすすめていたり、美人の友人が使っている化粧品がやたら気になったりするのも女心。クチコミほど最高の宣伝はない。最近では年頃の姪っ子と化粧品の話をするのも楽しい。彼女が使っているものを『それ、なぁに？』とまじまじとチェックしたりする。（最近のヒットは彼女が使っている竹塩石けん）
CMに影響されながらまた増えていくんだろうか。宣伝に弱いからなー
いや買ってもいい！ 片付けよう。
