先月行った紀伊半島の旅行のことを思い出しながらゆっくり書こうと思っていたら、旬な時間が過ぎてしまってもったいないけど書く気が失せてしまった。
やはり心が動いたことやその時笑ったことを瞬発力で書くのが向いているのかもしれない。文章講座の先生が後で書いてもいいけど、メモしておくといいよと言っていた。ほんとにその通り。思い出がすでに途切れ、途切れになってしまって書くのが億劫になるのだ。
今日は行ったばかりの夏山登山の話。結論から言えば思った以上に楽しめた。オットと行ったので会話が弾むとか取り立ててはないんだけど、猛暑なのに登山道は涼しかったり、面白い形状のキノコがあちこちに顔を出していたり、山頂では風が強いにも関わらずコーヒー沸かせたり、何より景色がこんなによかったっけ?と思うほどの眺望に魅せられた。
一年半前に来た時はそこまで感じなかったけど山を見る目が変わってきたのかもしれない。(ほら、もうベテラン気取り)家から40分で来れる山とは思えないほどあちこちの景色が胸に留まっている。
帰り道ずっとエスコートしてくれたご家族3人との出会いもこの登山が楽しかった理由のひとつ。
今は使われていない展望台とおかあさまの後ろ姿
お母さまは70代か?娘夫婦と登られていたけど色白で上品な面持ちのご婦人は福智山のことをたくさん教えてくれた。義息子は昨年から山にハマって猛烈に登っているらしい。わたしと同じにわか登山部かと思ったら、YAMAP(登山アプリ)によると宝満山をホームとし、190座以上登られていた。わたしの月2回登山とはえらい違いだ。
この山には1万回登られている仙人のような方がいることも教えてくれた。自ら山の補修などをしたりと福智山のために毎日登られているそうだ。この方の名前がついたルートもあるらしい。ルートって…
そのほかにも毎日登る主にリタイアしたメンバーで四畳半と言われる岩の上でお茶会のようなものがあっているとか。わたしは昨日の疲れでまだヘトヘトなのに。毎日登るなんて強靭過ぎる。何歳になっても超人的な体力の人たちがいるものだ。
下山は軽い足取りのおかあさまに必死でついていった。リードがいいとあまりきつさも感じなかった。
福智山はうちからの距離、標高、景色、ルートにおいてもベストな山になりそう。
そしてたまたま帰りにその一万回登ったという仙人さまのお顔を拝見することが出来た。
おかあさま情報によるとこの仙人さまが今季号の雑誌noboroに特集されているらしい。投げ銭箱があれば奮発したくなるような方だ。
わたしの命により今日オットがさっそく買ってきた。
たしかに仙人の姿がそこに。80歳だって。かっこ良過ぎるやろ。
よし!福智山、わたしもここをホームとする。
そしてこの山の帰りはここでお蕎麦を食べることにしよう。
十割蕎麦江