義実家二拠点レポート
古家の問題点
・家財道具など捨てたいけど捨てる判断をする人が自分ではない。(うちの場合は義母)
・将来の用途が決まってない。自分たちが住むのか貸すのか、売るのか。放置にだけはしたくない。
・その家の生い立ちのようなものが嫁の立場では気になって勝手なこと出来ない気がする。
・信頼出来る業者は近所にいるのか。
・とにかくすごい荷物をどーするのか。(ボチボチ片付け中。今日も清掃センター往復)
頭の中が色々交錯してて、急にはまとまらない。96歳義母が『この家はとてもいい家なの、こんな住みやすい家はない、このままで何もいじるとこはないよ』と念仏のように唱えるたびに思考ロックがかかってしまい、何も考えたくなくなるのだ。いつまでも頭が上がらない恐るべし96歳。オットは皮肉を込めて『家元』と呼んでいる。家事も決まった通りにやらないと気に入らない。『作法』にも厳しいのだ。(まったくちゃんとやれない嫁)ヘルパーさんにもなかなか厳しい。「はい、わかりました。勉強になります!」といつもテキパキ動いてくれて、ありがたさに手を合わせたくなる。
そんな頭がぐるぐるしてる中、『なんて引きがいいんだろう!わたし』と思うようなちょっといい出会いがあった。
たまたまランチを食べた店の向かいにシェアオフィスの文字が見えた。
『わーー!オシャレなシェアオフィス!ちょっと入ってみよみよー』
ためらいもなくドアを開けると30代?ぐらいの感じのいい男性が対応してくれた。部屋の中はこじんまりとしていたがセンスのいい小物で溢れているスペースだった。
『うーん、好きな感じ!』
話してみるとその方はお父様の代からの不動産を営みながら3件目のシェアオフィスを開設中らしい。古民家と移住者のマッチングなども細やかにやっているそうだ。古民家にかなり傾倒した方のようで、普通の不動産屋さんとはちょっと雰囲気が違っていた。このあったかい感じが唐津のまちづくりの拠点のひとつになるのかも。オットも気に行った様子だった。将来、色々相談できそうだ。
「唐津が盛り上がればいい!」とまちづくり的な活動をされているのも高ポイントで話していて元気が出てきた。
Karatsu.com
https://instagram.com/shareoffice.karatsu?utm_medium=copy_link
写真はホームページから借りています。
とにかく今は選択肢を増やすこと。自分が欲しい情報が集まり出す感じがたまらない。動いていたら偶然違う方向から朗報が飛び込むことがたまにある。まさにそんな感じだった。腐らず前向きに動くこと大事かも。
うちにあるレトロ過ぎるVictorのステレオ、それとよく似たステレオが置いてあった。『うちにもそっくりのがありますよ』と話すと彼はえらく興奮した様子だった。
もう捨てようと思ってたものも、こんなに世の中に喜んでくれる人がいる。役目を終わったような古びた物もまた輝く時が来るかのかな?
その場所を探してあげるのも悪くないかも。(急に断捨離モードが萎える人)
バンバン捨てまくる日々に出会った、古きものを大事にする人。価値観って色々。
柔軟に考えていったらいいね!
なんかごきげんな一日だった。
今日は義母の病院付き添いと、ヘルパーさんが来て、お隣に挨拶行って、昼からは親戚が来る。がんばろ。
オットは棚のペンキ塗りと庭掃除。
写真はお隣の借景、家から見えるこの景色が美しいから施設に入らないと言い出している。
新たな作戦が始まった。頭いい!
今、しばらくはこのままでいいかな、と帰り際に思った。おかあさんがんばってね。
≪今日の義母のひと言≫
『病気になったらいかん、何か仕事をみつけないと!』 今日は前向きだ。
→と言いながらも、不安になったりと96歳の心は揺らぎやすい。