先日、吉本ばななのオンライントークイベントに参加した。ほんと便利な世の中。
600人以上の参加者だったが講演者以外だれも見えない感じの画面設定。
『へーっ!』ZOOMってこんな感じでもできるのね。
知らんかった。
たしかに600人が画面に写ってたらパンクしてしまうだろう。わたしのためのトークライブって感じですごくよかった。
コロナに関してはばななさんは、もともと引きこもりだったので、さして影響はなかった。
恐れず、自分に出来ることを淡々とやっていくし、そんなに悩んではいないと言われていた。
メインの内容は参加者の悩みに答えていくスタイル。
恋の悩みから借金の悩み、人間関係、仕事、など20人以上いたかな。
特に寄り添うでもなく、こーしなさい、でもなく『自分だったらこうするかな』的にサラッと進んでいった。『悩みに対して変化しようとしてる?』という言葉が芯をついていた。
好きな作家の生の声を聞いてるだけでも嬉しいのに、チャットではなぜかみんな『眠くなってきた』とつぶやいていた。
退屈だからではなく、そのさりげない言葉自体が偽りがなく優しいからだと思う。もともと彼女の本が好きで集まった人だろうから生のその言葉の恩恵は倍増するのかも知れない。
私も本を読んだ時と同じように全身が癒され、どんどん眠くなっていった。催眠術⁈
煮詰まった時はどーするのかの問いには意識を違うところに持って、ヨガやストレッチなどして、身体を解放するらしい。やっぱり!
『とにかく私は書くことだけをやってきた、軸はそこだけ。今は何でも譲るの精神で生きています』的な。あぁーいいな。
世界中、コロナ禍でもそれ以外でも我ことばかりが目立つけど、こんなにゆったりしててもちゃんと世界は築いていけるんだな。
余計なものは要らないって感じだと思う。
(余計なものしかない私⁈)
とにかく終始、心地よい眠けに包まれ、終了後はデトックスでもしたような気になった。
メモは眠気で最後の方は何を書いているかわからない…
タイトルは『困難を乗り切るための力をためる』だったけど、すっかりみんなそんなこと忘れて、温泉気分だったんじゃないかな。
『こんな人お姉さんに欲しい』(笑)
そして今から最新刊をポチるとする。