ごきげんのツボ

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世界中で日本語を学ぶ人たち〜 No.95

今年最後のZOOM イベントは外国人サロンの一環で『ORIGAMI チャレンジ』を開催した。

これはボランティアさんの発案なのだが、折り紙に決まったと聞いた時は、ヤル気は地の底まで落ちた。『外国人といえば折り紙いいんじゃない?』とのアイディアに『今どき、オンラインで折り紙したい人とかおらんやろー、しかも日曜日に』と遠い目になった。

 

しかし、ボランティアさんのアイディアを膨らませるのが仕事のひとつ。やりましょう!(泣)

まず広報も今までのリアルイベントの方法では絶対に集まらない。強いて言えば、それを教えてくれるボランティアさんがスーパースペシャルカリスマ日本語教師だということ。『折り紙じゃなく、そこを売りましょう』

日本語を勉強してる人にターゲットを絞り、告知をした。(工場や企業で困ってる人たちは居ないかの調査も兼ねての告知行脚やSNS

一番大きかったのは以前、留学生で日本語を習いに来ていたエジプトに住むFくん。

職員のひとりがいきなり連絡を取り始め、「朝の5時半に起きて折り紙を折ってくれ」と無茶ブリはなはだしいお願いをしてみた。すると彼は日本語を勉強している外国人と一緒に参加してくれた。一声で10人以上が参加してくれるってかなりの人望だと思う。しかもエジプトの朝5時半、起きてすぐ折り紙、しかも日本語。水巻に日本語を習いに来ていた時は、正直、優等生ではなかったようだが、彼のために動いてくれる友だちがこんなにたくさんいるということにスタッフ一同感動した。『先生〜〜お久しぶりでーす』と懐かしい声にこっちまで『うるっ』となってしまった。彼に会いたい。

 

わずか1時間のチャレンジだったが、日本語に関する質問も出たりして、この先こういう感じでやるのも悪くないなと思った。(時差の問題は後で考えるとして)メキシコやルーマニア、エジプト、韓国、世界中で日本語を習っている人がいる。それを真剣に教える先生がいる。仕事、学業、それぞれ立場や環境は違っても一生懸命にやっている姿は胸を打った。

会ったこともない果てしなく遠い(現在は特に…)国の人とこうやって一緒に作業をする。

小さな達成感と日本語への意欲を学んでくれたなら嬉しい限りだ。今回講師をしてくれた日本語教師のO先生の授業はわかりやすいし、誠実だ。

 

無事に終え、余韻に浸っているのも束の間、100歳超えのお母さんと同居されている先生はサッサと帰って行かれた。自分の仕事と家庭の両立。その姿勢は見習うべきところばかりだ。

 

半年に一年分を詰め込んだオンラインチャレンジ。まだまだ続くが手応えを感じた12月となった。コロナで動けなくてもやれることはちゃんとあるんだな。

 

みんなでゆっくり話す時間はなかったけど、心が触れ合ったいい時間だった。朝5時半から折り紙をしたF君の終了後のLINEはしばらく既読にならなかったらしい。眠かったよね。ありがとう。

 

みんなあなたが大好きです!と柄にもなく、世界平和的な事を思ってしまった日曜日。語学がんばろう!(ずーっとやっててもなかなか上達しない人)

 

これは友だちのお手本的作品(日本人)

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金曜日の午前から3クラス、レベル別に日本語教室を行っています。年間2400円(桁間違ってないよ!)プラス年会費1000円でクオリティ高い授業が受けられます。

日本語習いたい外国人の方がいらっしゃったら

ご連絡をお待ちしています。(現在のところオンラインではないので水巻近郊の方にお住まいの方)

 

 

 

 

 

 

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