最近はやりの本や、SNSの発信者の方などがよく言われる言葉。
・人の目とか気にしちゃダメダメ、相手はあなたのことなんか気にしてませんよ。
・離れる人は離れさせておけばいいんです。ステージ(土俵)が違うんだからら! ステージに上がったつもりはないけど・・自己啓発セミナー決まり文句。果たしてこの講師たちはどんな人に囲まれているんだろう。ずっと友だちでいてくれる人いるのかな…)
・あなたがうらやましいんですよ、嫉妬ですよ。そんな心当たりもない。
・何かを成し遂げようとしたらそんな小さなことを気にしてはだめです。
などなどこれは実際に言われたことのある言葉。
確かにそれは一理あるし、本当にそうしないと先ヘは進めない場合もあるだろう。でもそれをいう人たちの周りを見ているとわたしが理想としている生き方ではない気がしてザワザワしてしまう(決して批判ではないです。ただ本当の人間関係ってそんなものじゃない気がしています。)
合わない人とはサッサと離れましょう、とも良く聞く言葉。これはとても違和感を覚える。もちろんブラック企業に勤めてたり、いじめにあっていたりする場合はこれは当てはまるかもしれない。
ただ日常の生活で本当に信頼と人望の厚い人なら、少々、的はずれなことをしても、好かれるし、応援もしてもらえると思う。自分のこと認めてくれないからとか、あなたよりわたしが上でないととか(いわゆるマウント)などの理由で、次々の使い捨ての人間関係を築いている人が最近、多いような気がして、最後は登りつめた山に一人で孤立してしまうんじゃないかと思う。
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モモちゃん、ウメさんみたいな人間関係は最高じゃないですか?!
仕事上の上下関係、お金のある人、そうじゃない人で、性格が合う合わないで、もちろん距離感があるのは当然だし、周りにいる人全部と仲良くするのは無理な話。ただ生活していると色んな人と付き合っていかなかればならない。親にしろ、兄弟にしろ、家族、友人も知人もいっぱいだ。もちろん全員と足並み揃えて仲良くするのは無理。ただ、使い捨てのような人間関係はやりたくないなと思う。「人の目を気にしない」とあっけらかんという人ほど、『ん~~、ちょっと気にした方がいいよ』と思うこともある。
義母が言っていた印象に残った言葉がある。どんな場面だったか忘れたが「嫌だと思っても、縁を切ったらだめよ」言葉通りだと『無理、無理、嫌な人は嫌ですよ』と思ってしまうが義母の言った意味はもっと深い意味がありそうだった。多分ご近所や親戚づきあいのことを言っていたのかもしれない。切ったら次会うときの敷居が恐ろしく上がるし、悪口を言われるかもしれない。嫌な気分が永遠に続くのだ。
じゃぁ上辺だけの付き合いをしていたらいいかというと、まぁそういうことだ。上辺だけでも嫌な気にさえさせなかったら、また新たな関係が生まれるかもしれないし、自分のザワザワも収まりやすい。原因自分論こともあるかもしれないし、そこは適度な距離と相手を俯瞰して、冷静に見る力が大事だと思う。別に仲良くバーベキューしたり、旅行に行くわけではないんだから。感じのいい挨拶とスモールトークぐらいでも普通の関係は保てるだろう。
人の目を気にすることは日本人特有なのかも知れないけど、度が過ぎない程度に気にする気づかいは美しい文化だと思う。えっ?いきなり国際交流??
人の目は気にしないという人ほどわたしのなかでは信用度は低い。大事な何かが抜け落ちている気がするするのだ。いつかそうやってわたしも切られるのね、と思ってしまう。
小心者なので普段から少しづつ信用を貯めて、ちゃんと言いたいことは言えるぐらいの関係は築いておきたい。
嫌われたくないので良書と評判の嫌われる勇気をまだ読む勇気がない・・・
感じがいいのが好きなんです。