出会いは…というかコンサートに押しかけたのは2016年4月の福岡東区の『もも庵』。
その3月、サンドイッチマンがMCのバラエティ番組で天平さんを取り上げていた。『何この人⁈チョーかっこいい!、ピアノもなんかすごいんだけど!』と
ミーハー魂が騒ぎ、あわててチケットを予約したのが始まりだった。
(今はミーハーぶりはひた隠しにしている)
北九州 リハのひとコマ
初体験のコンサートは熊本大震災の追悼の曲から始まった。
まだ携帯の防災アラームが頻繁になる時期。その時も『ONのままでいいですよ』って言ってくれた。
私は地震のせいかなのか、すごいアーティストが目の前にいるからかちょっと緊張していた。
ただ私の目の前には背中の大きな男性が座っていて天平さんの姿は無に等しく見れず、曲と声をたよりに想像の世界に入っていくしかなかった。
特別な時期だったためか、その即興曲はまだ頭の中に残っている。多分あの曲が無かったら、今こうやってコンサートを主催することはなかったかも知れない。
静かな曲だったけど衝撃的だった。
この後、色々あってTenteco works という本気で遊び、本気で学ぶグループを作るきっかけにもなった。ほとんどノリ。
おかげさまで面白人生が始まった。
2016年のコンサート(上は職場のイベントとして開催、下は宗像で)
TVの印象…ケンカばかりの学生時代、高校中退、専門学校の先生の言葉から、ピアノに熱中、大阪芸大ピアノ科首席で卒業。
とてもドラマティックなストーリーで宣伝文句に事欠かない!
見た目もピアニストとは思えない筋肉マンだし。
心身ともにごっつい人だと思っていた。
でもそれはちょっと違っていて
実はまさかのジブリファンという事がわかり、急に安心したのを覚えている。
とても細やかであたたかい。
曲を聴いたらわかるけどとても学生時代ケンカばかりしてた人とは思えない。
そう、常に正直に生きている、きっと子どもの心が消えていない人なのだ。
彼の曲を聴くといつも
だんだん図々しくおばさん化していく心が潤ってくる気がする。
私ももっとピュアでいたい。
最新アルバムの『Visions』は特に好き。
日本はもちろん、世界中で天平さんを待っている音楽通がたくさんいる。
天平さんの音楽が芸術やアートが日常にある風景に溶け込んでいる気がする。叙情的なのだ。
2016年のコンサートで声をかけさせてもらい、それから何回かのコンサートを主催できた。(音楽ど素人なのになかなかの図々しさだと思う)
アーティストからすると足りないところもたくさんあると思うけど、信頼関係だけは築いてきたつもり。(逆に得意はそこだけ!)
コンサートは雰囲気づくりから私たちの作品。
もちろんみんな『天平』を見に、聴きに来るのはもちろんだけどお客さんがホッとするようなそこでの空気を育てたいな。
これは唐津と北九州と一緒にやった時。
髪が尖ってる。
みんな天平さんが大好き!
音と空間とそこに居る人すべてが重なる一瞬を目指してやっていきたい。
毎回そんな気持ちでやっています。
(きれいにまとまった、がんばるぞ!)
もしコンサート来たいという方はこちらを見てね。クリスマスイブです。
https://www.facebook.com/events/290915035186355/?ti=icl
Tenteco works が文字通りてんてこ舞いしている様を見にきてください。