『おばちゃんは昭和の時代を生きてこられていいよね〜』と久しぶりに泊まった姪が若干失礼なことを呟いた。『はー?』
すごく年寄扱いな言い方だけど彼女は真正直にそう思ってる。わたしの年代を羨ましいと言う。
人の何倍もおっとりした彼女は昭和に流行った歌や、アナログな世界観が大好きらしい。
人と人との関係もわかりやすくていいと言っていた。ネット社会で急速に社会が動いているのに抵抗があるのかもしれない。(スマホ放っておける稀有な現代人)
そんな彼女と『マチネの終わりに』でギター監修をした福田進一さんのコンサート行った。原作と芥川賞作家の平野啓一郎さんとのトークライブもあるという。映画の主演は愛してやまない石田ゆり子さん。

クラシックコンサートの規制が緩和された追加募集のチケットなのに何故か最前列が取れた。(日頃の行い?)
ホールはほぼ満席。当たり前だけどお客さんがいっぱい入った観客席は気持ちがいい。この当たり前のことが普通に(いや、普通ではないけど)出来る喜び。少し前はウィーンフィルも来たという。
北九州市の決断はわたしはマルだと思う。
さすが響ホール、ひとつひとつの音色が体に染み込んでいくようにひびきわたる。
姪曰く、『温泉から上がったようなデトックス感!』心地よいコンサートだった。やっぱり生はいい。
平野啓一郎さんから小説、映画の裏話も聞けた。石田ゆり子さんが◉△★✳︎〜♡♡♡
福山さんが◉△★✳︎〜イケメンに興味のない私でもこの日だけの裏話も聞けてミーハー魂はMAXに!
そして今、全国では小倉の『昭和館』だけで『マチネの終わりに』を上演していると聞き、サッカーの予定をキャンセルし、初★昭和館へ。
噂に聞いていたがほんと『ザ・昭和!』逆に新しい感じさえする。
あちこちにここを存続していきたい人たちの熱い想いがあふれていた。

手書きのお知らせ

すぎる、昭和過ぎる

開演前には妙齢の女性が館内おすすめのお菓子やアイスクリームを売りに来たり、説明ついでの世間話もあったりと何から何まで想像を超えていた。
シナリオのない接客っていいな。
お菓子を買うとフカフカのソファとテーブル付きの席を案内された。

特等席

映画館でパリパリの80円のあられ(笑)
映画はと言えば昨日聴いたばかりのギターが相乗効果となり前のめりで石田ゆり子気分にしてくれた(笑) 来てた人は同じ妄想のほぼ女性ひとり。
昭和を生きた人とか言われ、昭和館でどっぷり昭和に浸った休日。
2本立て1200円のもう一本は三浦春馬さんの
色んな意味で泣けた。


