亡くなった義姉の家じまいに福岡へ。
突然降りかかってきた義姉の葬儀からの遺産整理。今日でひと月。現在2時間の遠距離で離れ離れになっている夫とふたりで何回か待ち合わせやりとげた。
と言っても今日は大事なものだけは避けて、あとは業者さんに丸投げ。おかげで2DKのアパートはみるみる片付いた。
大小2台のトラックに積み上げられた荷物はそれぞれに分別され見事な仕事っぷりだった。そのまま処理場に運ぶらしい。昨年買っていたTVや洗濯機はリサイクルかな?製造年月をチェックされていた。
義実家の断捨離は私たちでやっているので、なかなか片付かないけど、プロの仕事はすごいなぁーと感心するばかりだった。最後は磨き掃除までしてくれた。若手のお兄さん4名、9時から12時ジャストに終了!
金額は参考までに書くと24万円。安いと思ったけどどうかな。
立ち会い無くてもやってくれるそう。大事そうなものはダンボールで一括で送って、判断してもらうそうだ。大変なお仕事だ。「立ち会いしないなんて」とか、「業者に頼むなんて」とか冷たいように思う人もいるかもだけど、そうせざるを得ない人もいる。淡々とこなしていくしかないと思う。故人を偲ぶことと、やらなければならないことは別ものなのだ。
鍵を返せば終わる賃貸で助かったというのが本音だった。持ち家だったら多分もっと大変だ。
トラックに積まれた荷物には義姉の気配はなく、ただの中古の『物』という感じがした。そんな自分がちょっと薄情にも思えたし、自分の時も多分そんな風に思われるのかと思ったらちょっと切なくもなった。
業者さんが片付ける間に電気、ガス、水道、郵便を停止の連絡。住所さえ言えばすべて電話で出来て助かった。
今回の業者さん、爽やか好青年で感じもよかった。近くのおいしいと評判の唐揚げを大量に差し入れたらすごく喜んでくれた。
ケアマネの紹介の業者だったが、気持ちよく締めくくれてほんとよかった。エンディングノート講座の先生がボッタクリ業者には要注意と言われていたけど、今回の業者は優良だった。やっぱり信頼出来る人の紹介っていうのが一番かな。
最後に博多区の住宅供給公社に日割り分の支払いと鍵を返却してやっと義姉のことは一段落した。(ここは正直めんど〜と思った。)
このアパートは遠くに山々が連なりが見え、眺めが良い上、銀行、スーパー、病院、飲食店、目の前が博多行きバス停と超便利な立地だった。歳取ったら、こんな場所でコンパクトに住むのが楽かもと空っぽになったアパートを眺めていた。
後は香典返しとお世話になった方への御礼へ行くだけ。
義姉も天から感謝してくれてるに違いない。
ホッとしたのも束の間、義母の施設から電話が…転んで打撲したらしい。あれれ。たいしたことは無さそうだったが
『明日は病院行きや』と夫は魚がおいしい店の750円昼定食を急いでかっこみ、1時間かかる施設へ戻って行った。
なにかと毎日忙しい。