唐津くんちが終わって間もない。
この年令にさしかかると増えてくる、こまごまとした実家の用事のため、ふたたび日帰り帰省。
関東や関西などもっと離れている人は気になりつつも、何か起こらない限りはなかなか行動には移せず、モヤモヤすることも多いかと思う実家問題。 実際、隣の県にいる私でさえもそうだった。
親のことや家のこと、代々の荷物の問題などがだんだん近づいてくる。
日々の小さな将来への不安は拭えないし、
自分の意思どおりにいくことばかりではないかもだけど、明るい方を想像して、具体的に行動するしかない。
若い頃はまったく考えなかったな、こんなこと。
市役所、ケアマネ面談(姑の元気っぷりに
感心されていた。高齢ですからというのは通らない世界)
買い物、ホームセンター、銀行など細かい用事を済ませた後は、唐津の新しいスポット『KARAE』に小1時間立ち寄ってみた。
つねに遊びは忘れない!
唐津駅前にはオシャレな映画館(KBC シネマ系?)『シアター演屋 〜ENYA』が出来てた。
これは以前からあった唐津シネマの会が前衛となったものらしい。 渋い!いい!
元酒蔵だったとこは宿泊施設に。
個室もドミトリーもあった。お値段も手頃なので観光にはピッタリなイマドキな感じ。
酒蔵の時の看板に布のアート
そこのカフェでパクチーいっぱい入ったまぜそば。おしゃれだけど…若干少なくないかな…
少ないよね。
置いてある本の品揃えが超、超好みだった。
普段は読めないようなお高い本がたくさんあった。
食後の200円のコーヒーもおいしい。
そんな店が住んでる町にあったら最高なのに!
その『パクチーとねぎのまぜそば』はほんとにおいしかったけど量が少々少なく(しつこい)、出てすぐ中町『吉田屋』のいきなり団子を2個かぶりつくことに。
地元に住んでたら出来ない立ち食いもにわか観光客なので出来る!
アカンサスモリス(やっと覚えた名前)が山ほど植えてあって、(辰野金吾が設計したこの建物の柱にはこの植物が描かれてるらしい)
大きな植木鉢にもたくさん植えられていた。
いつだったか美しい友人がこれは宮殿に植えられたりする、格式の高い植物なのよ、って東京弁で教えてくれた。そういうストーリーにめっぽう弱い。
実はうちにもあるけどそんな花とはつゆ知らず、大きな葉っぱだなーと余計もの扱いをしていた。大事にしよう。
こんな花が毎年咲いてくれる。
そしてそこには
『草取りはご自由にどうぞ』
と書いてあった。こんな言い回しは見たことないぞ!意外に効果があるのかも。
ふと見ると本当に、妙齢の女性がごみ袋片手にサクサク草を抜いていた。
きっと特にボランティアでもない、ただ、草取りをしたい人だ。
この町の中心がなんとなくきれいになればいいと思ってる人っぽかった。(妄想)
押しつけられないと人はやりたくなるのかも。
小さな頃からよく通った唐津の街中を歩いているとホッとする。
都会ではないけど食と文化と人のバランスがいいところだなと思う。
観光客目線でパチパチとあちこちを切り取りとりまくり。
そしてまた来週も帰ることになった…
唐津好きだけど、時間が足りんなー(泣)
帰りを待ちわびた坊ちゃんに熱い抱擁
うん、噛んでる。