久しぶりすぎるブログ!!
先日、わが神山典士先生の出版記念の講座に参加した。 発売前に重版がかかったという本はついこないだ天に召された森永卓郎さんとの遺言とも言える本気の共著だ。
神山先生は本もそうだけど、トカイナカハウスなる構想だと思っていたことを、ここ数年で実現し、自由に自分らしく生きていらっしゃる。先生の最近の勢いの良さにビビッている。(トカイナカハウスのことはまだ今度)

先生はノンフィクションライター。かの有名な佐村河内ゴーストライターの顛末をインタビュー取材から、世に知らしめた人だ。 そんな人に習っているのに、最近は日記程度のブログでさえ、なかなか進まない毎日だった。いったん引いたらなかなか戻ってこれない。
それが書いてみようという気になったのは、今回の講座に出て、久々に圧の強い神山節を聞いたのと、参加していた小学生の作文に圧倒されたからだ。
先生が言ったコツはほんのひとつ、ふたつほど。あとは何をどんな風に書いたらいいとか一切言わなかった。いつも職場では子どもたちのテンプレートで書いたような作文を目の当たりにしているので、これにはびっくりした。自由でいいんだよ、と言っただけでこんなにも生きている言葉で楽しい文章が書けるものなのかと、びっくりしてしまった。それもほんの30分の間にだ。わたしより文章の数も多く、内容も濃かった。
何を書くかを決めなくても、書き始めると脳が書きたいことを勝手に書き出すらしい。 茂木健一郎さんの著書にもあった、書くことで脳は本気になる。これはなんとなくわかる気がする。書くということは同時に脳にも刻み込まれて、書いた方向に進んだり、成功することだけではなくとも、自分が癒されたりするのだろう。
AIの時代がやってきた。便利すぎて、仕事でのSNS投稿や議事録、メールなど多用しているが、ブログだけは自分で書かないと脳は本気ならないとも思っているし、自分の気持ちを書くのに他人(AI)に聞いてどうするという感じだ。
昔のブログを読んだら、下手なりにもなつかしいし、今、読んでも元気が出るし笑える。残り少ないかもしれない人生だけど、自分の応援ブログになればいいなと思う。
先生が作家になったのは14歳の時の自分が書いた文章がきっかけだったと懇親会の席で言われていた。自分を励ましてくれるのはあの時がんばった自分と金八先生だったか、本人の武田鉄也だったかも言っていた(笑)
いつもはパソコンで打っているが、この時、みんなが講座で使ったのは原稿用紙と鉛筆。なつかしいカツカツという音と窓に映る福智山から連なる稜線に学生の頃を思い出した。
若い学生諸君、短い文章でもいいから。書いてみたら?? と言わずにはいられない。きっとじわじわと効いてくる気がする。
また書こう、時々。