ごきげんのツボ

ほぼごきげんに過ごすためブログ

天国へ行ったBEAST No.395

正月気分もやっと抜けた頃、The LACK(オペラ、POPS歌手)の奥さまの早智代さんからメッセージ。新春コンサートのお誘いかな?と思って開くと、「道雄が今朝、旅立ちました。」という文面とお通夜と葬儀の案内。予想もしていなかったし、音楽プロデューサーでもあるミッチーノ(私たちの中では大飼さん)の手の込んだ演出かと思うほど突然だった。

 

そのわずかな希望もむなしく、次々に彼の友人からFacebookに驚きと葬儀の案内文が投稿されていく。

 

7年ほど?いやもっと前?からお二人の背中を追っかけ、図太い素人の押しの強さで、私たち主催のコンサートにも出演してもらったこともあった。

 

さすが関西人!彼の軽妙なMCとあたたかい歌声にどんどんハマっていったし、たくさんの人に聴いてほしいと思った。そう、どんな要望にも応えてくれたあたたかい人だった。

 

そんな才能をどこも放っておくわけもなく、博多のクリスマスマーケットでは毎年主役務め、そのほかにも大忙しの様子だった。歌だけなく、観客目線のプロデュースはほんとうに楽しく、いつも心が躍った。主催者側の人たちもすごく安心感があったと思う。

 

数年前、脳出血で倒れられた時はもう復帰は無理かと誰もが思っただろう。退院後のメッセージビデオが送られた時にはその呂律が回ってない姿がせつなすぎて涙した。

それがその後、見事に復帰を果たされた。リハビリの様子などはほとんど知らないが並大抵な努力じゃなかったと思う。ほんとに。

 

私たちは以前のようにまた浮かれて、コンサートにいそいそと出かけたが、もしかしたらその本番も楽しくも過酷な時間だったのかもしれないと思った。普通に生活するだけでも大変なのに、ショーを提供するとなると人知れず特訓をされていたのだろう。

 

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最後に私が聴いたのは昨夏の一宮神社での音楽祭。この時のパフォーマンスに今まで以上に感動し次の日、職場で「すごかった、前よりパワーアップしてた。来年絶対来てもらおう。」とみんなに興奮気味に伝えたのを思い出す。

 

残念ながら昨年末のクリスマスマーケットにも、カフェコンサートも、ソレイユホールの九州フィルとのコラボも仕事や旅行と重なり、行けなかったのが悔やまれる・・

 

お通夜に参列した。会場は人と花であふれ、座れない人もいた。47歳で亡くなった本人以上に会場にいる人たちは無念だったろう。最後は声楽家の弟さんのアメージンググレイスと讃美歌で見送られた。

帰り際、私たち以上に追っかけていた友人の同級生の男性とすれ違った。

追っかけすぎじゃない?と思うほどThe LACKを愛していてとても微笑ましかった。そんな推し活ぶりの男性が涙でクシャクシャになっていて、抑えていたのにまた悲しくて悲しくてたまらなくなってしまった。

 

北九州に来て紡いできた仲間との縁を残してくれたと語った奥さんのあいさつ。昨年末、「これからはさっちゃんの時代やけんね。ぼくは裏方になるから自信を持ってがんばり。」みたいなことを言われたそうだ。さすが、最後までプロデュースして逝ったとしか思えない。

 

好きなプログラムのBEAUTY&The BEAST美女と野獣)、 可憐なベル役の奥さんとBEAST役の大飼さんがハマりすぎてて何回もリピートしてしまう。

 

さびしい。

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