ごきげんのツボ

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尊敬!人生現在進行形の人 No.266

本日の総会を持って、80歳の会長が辞任された。もちろん高齢という理由もあるのだが、わたしたちから見ても元気がよくまだまだがんばれそうだったけど、現場の成長を願い勇退された感じだ。

現役時代、大手の会社で重役だったにも関わらず、威張ったところがまったくない珍しい人だ。うちに在籍する元部下だった人たちは「恐れ多くて軽口叩ける人じゃないですよ」と言われている。そんな人をわたしたちはコキつかっていた(笑)

 

パソコンもスマホもサクサク出来るし、自治区の公民館では何年も毎月レコードコンサートや映画上映会を催されたりしている。今はそこそこ町内の人が老後の楽しみとして集まっているらしい。

 

感心だったのはうちの組織の70才以上の高齢者は裏方に徹するというGサポーターというグループを立ち上げた。これによって常にボランティアが若返りを図れると言う組織となった。Gサポーターが裏方の仕事をやりやすいように色々とアイデアも出してくれたので、みんな第一線でなくてもやりがいを感じてくれているようだ。(第一線とは企画から運営に関わることが多く起動力やアイデアがいるのでなかなか高齢者にはむずかしい)

 

オンライン化が余儀なくされた時も、少しだけ難色を示されたが、今では率先して取り組もうとされているし、操作も問題なく出来る。

 

まだ褒めるなら自分が持ってるみかん山に色んなグループを招待し、焚き火とみかん狩りでもてなしてくれる。ほかにもボランティアでカヌー教室をしたりと、まぁ元気な方だ。

 

そこら中探せば、元気な高齢者はいくらでもいるけど、それだけではない尊敬できるところがいくつもある。

①ポリシーがあること。根底には会のため、という強い意志がある。言い出したら頑固なところもあるがどうにかして実現させる実行力がある。

若い人たちの意見に耳を傾けるし、若い人のカルチャーに興味を持っている。無理してやっているのではなく純粋に若者文化に興味があるみたいだ。

③肩書きを武器にしない。退職しても前の役職をちらつかせる人がいるが、まったくそれがない。未来があるからそんなものちらつかせなくてもやることがたくさんあるのだ。自分を大きく見せるために、肩書きなどを気にする人にはガッカリするし、そんなものにかじりついている人はいつまでたってもしあわせでないと思う。

 

明日からは次なる目的のために動くそうだ。家に老人が引きこもらないような仕組みを自治区で作ると張り切ってらした。

 

私生活では奥さまと一緒に山で採れた甘夏とレモンでマーマーレード世界大会の銀賞を狙われている。ラベルも自作。お金をかけずに楽しむのが楽しいと言われていた。一方、奥さまは、「この人は止まったら死ぬ!」と笑ってらした。若い頃はあちこちアウトドアで連れ回されたそうだ。

 

80才でもこれだけ楽しい人生なら歳を取るのも悪くないなと思った。

 

 

ブレないけれどフレキシブルな人生、尊敬しかない。

 

5年間本当におつかれさまでした!

 


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