ごきげんのツボ

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「書く」習慣で脳は本気になる~を読んで  No.174 

 先月の文章講座の課題 まだ添削は受ける前の文章でグダグダだけど記録として載せます。そして明日の課題もまだ何を書くかも決まってない。 このギリギリの性格はなぜ治らないか??   だれか教えて!

 

「書く」習慣で脳は本気になる~を読んで  

 

まず冒頭にあった茂木さんが作家の椎名誠さんに似ていると言われて大喜びしているくだり・・・「似ていない!」

ワイルドで男~って感じの椎名さんを追っかけていたわたしは全力で否定した。似ているのはたれ目なとこと髪の毛がクルクルしているところぐらいではないか。ぷよぷよ茂木さん自身も椎名さんとは筋肉が違うという自覚があって安心した。

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 茂木さんはテレビの司会やコメンテーターでお見かけするが本を読んだのは、たぶん初めてだった。タイトルは完璧で、本気になりたい人は思わず手に取ってしまいそうだ。よくいろんな講義やセミナーで視覚化することは大事だと言われてきた。たしかにここ数年、それは偶然なのか、わたしもついに引き寄せの法則を身につけたのか、叶うことが多くなった気がしている。

 

 年のはじめに一年の願いごとリストのようなものを作るのだが、それは年末にはまぁまぁの確率で達成出来たり、情報が入ってきたりして、少なからずも前へ進んでいる気がする。

 神さまのおかげではなく脳が関係していていることは薄々感づいていたが、やはり言葉が脳に(前頭葉への司令)もたらす効果は絶大のようだ。

 この本に脳は遊びが大好きだとも書いてある。逆に脳が本気になれない要素として強制・命令といったことがあり、脳は好きなことに集中してフロー状態になった時にこそベストパフォーマンスが生まれるということだ。

 だが「茂木さん、そんな簡単にはいかないです」と言いたくなる。フロー状態を作るにはもともと好きなことだったら集中できると思うが、これがお給料をもらったりする仕事ややりたくない介護などに置き換えると色々と、やらなければならない単調なことが山ほど押し寄せてくるのだ。 それは我慢しかないのだろうか?

 

 茂木さんは勉強した時間を好きだった山登りのルートに置き換えてやっていたので苦ではなかったそうだ。頭のよい人は勉強の仕方も知的だ。脳が楽しむように工夫をすればいいのだ。

                                                               

 効果的だと思ったのは一人ブレストのくだりだ。ブレストとは思ったことを否定することなく全部吐き出してみるということ。質より量でアイデアの数を重視するのだ。その際、悪口や心配ごとを書くことは生産的でないのでやめた方がいいようだ。書くことで頭が整理され、実現に向かうらしい。

 ブレストが脳にあることを書いて出力することに対し、見る、聞く、感じるなど五感を使うことは感覚的に情報を入力するという作業だ。入力と出力は脳内では繋がっていないらしく、手を使ってブレストすることで、そのバランスが取れて、自分の進みたい方向や解決策が見つかったりするらしい。面倒で避けたいことも書くことで、この方法で前向きに取り組む力がでてくるかもしれない。

 

 悩みのひとつに講義やセミナーで必死にメモを取るがそれが後々、活用されることが少ない。これは入力しかやっていないせいだろう。「その時はやるぞー」と思っても出力が出来ていないので、ただ勉強しただけで満足してしまって、一年も経てばただの紙切れになってしまう。映画を見ても本を読んでもよっぽど印象的なものでないかぎり片っ端から忘れてしまう。記憶喪失かと思ってしまうが、これも出力部門が欠落していたため、脳に書き込まれていないと思われる。そのためどのように行動すればいいのかわからないのだ。

 

 そんな意識が低いわたしでもちょっと自慢したいことがある。茂木さんもレコーデイングダイエットは効果的だと書いていたが、まさしく現在、それに取り組み中でアプリを使って自由に書いている。名前も知らないダイエットが目的の人ばかりなので恥ずかしくもない。体重もバーンと公開している。その結果、ストレスなく3ヶ月で4㎏ぐらい痩せた。脳が楽しいと感じているのだ。メタ認知といって自分を外から冷静に観察することの効果らしい。ブログは字数が多くて大変だが、ここのメモ程度の一言だったら毎日でも苦ではないし、一言なので逆に言葉は選んで書いている。

 

 もうひとつ心にとどまったことは「本物の言葉は人の心をとらえる」という一節だ。とは言え、ことば巧みに書かれたものは本物かどうかを見分けるのは至難の業で、また人によってもその言葉が本物かどうかは違ってくるだろう。ひとつたしかだということは自分が本気で生きているかどうか?だと言われている。この本にも書かれていたがSNSやブログには本当の言葉かどうかが如実に出ると思う。人となりが言葉の端々に出てしまうし、その人の裏にある目的が見え隠れするものも多い。もちろん仕事に使っている人もいるし、自分の考えを多くの人に知ってもらったりするのには有効なツールだ。結局書かれている言葉が本物かどうか見分けがつくくらい、自分自身が本気で生きていたら本物のメッセージはキャッチできるという脳の仕組みなのだろう。ブログなどの基準として自分が好むもには内容がぶれずに急がず継続的に発信して、積み上げている人の言葉は信用してもいいかな、と思っている。自分の発信はどうなのかと言えば、穴があったら入りたいレベルだけど、自身の思考や活動の足跡になるし、何より出力の場所となるなら発信する意味はあるのかな、と思う。

 

 一冊を読み終え、椎名誠さんに似てるだろう!と言われても笑って「そうですね。」、と言えるくらい脳の仕組みを教えてくれた茂木さんに感謝したくなった一冊だった。論理的思考が皆無のわたしにとって、文字にした願いが叶うのは神様のお引き寄せではなく、脳の働きのおかげだったとは、またひとつ賢くなった。

 

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