唐津からトコトコと母がやって来た。
もうすぐ84歳。年女。天然。働き者。
すっかり背中が丸くなってきたけど、台所に立つことが好きなところは変わらない。
動きはすっかりスローになってきたけど日本的惣菜を次々作ってくれた。
朝からちゃんとした和ごはんがある幸せ。
ありがたやーー
そしてほぼだらしない生活が浮き彫りに。
『冷蔵庫は一日一回は整理しなさいよ』
ヒェーー┌(; ̄◇ ̄)┘ 確かに…
『花はこれだけ?』
ビオラが2鉢のみで殺風景な庭。
『階段が汚れてる、掃除しとったよ!』
うちにはネコがいるのですぐ散かる…んな訳ないか
ヽ( ̄д ̄;)ノ
気をとりなおして回想録
初日はオペラの舞台鑑賞
椿姫が聴きたいと言ってたのに、観た後は大絶賛してた。
写真も一緒に写れて超ご満悦。
広さに文句を言いながら小物を買いまくり@IKEA
猫とたわむれ(ナナちゃん、ココちゃん、と呼ばれてたけどこの子はアサくん)
宮地嶽神社へ行ったら豆まき年女年男を募集してた。
『そっか!今日は節分ではないか!』
すかさず申し込みをしてこんな姿に。
最初は恥ずかしがってた母もご祈祷してもらい、『おごそかな気分になった』とごきげん。
そのあと、楽しく豆まきに参加することに。
ハラハラしながらも見てる方も豆も拾いたいし、写真も撮りたいしと忙しかった。
母もなかなか楽しかったようで偶然とはいえ、親孝行感満載のイベントとなった。
相当にいい気分だった様子。
私はごはん作ってもらえたお返しに背中がシャンとする体操を教えてあげた。
(毎日実行、私はこの体操で劇的に腰痛が改善したので自然と熱が入る)
後半には素直に体操続けた母の背中もちょっと伸びたような⁈
帰りは唐津まで送ることに。
糸島の一番田舎でホルモンを買い、伊都亜蔵里でランチをしてフルコースの6日間の休日は終了した。
よくわからないけど達成感!(ちょっと疲れた)
唐津に帰ったらすぐさま母の友人たちが訪ねてきて大笑いしながらの完全な母ペース。
話の内容も私からすれば『何それ?』というたわいもない小さな話題だった。
でも楽しそう。
やはり自分の家での普通の生活が一番なんだろうな。特別な日と普通の日。
もう一緒に住むことはないかもしれないので
特別な日をたくさん作ってあげるしかないかな…
幼い頃から穏やかで天然な母が大好きだったし、今ももちろん好きだけど、昔の感情とは違ってきた感じがする。
それは立場が逆転して、こちらが支えなければならないという使命感みたいなものがあるのかな…(実際はどーやったら一番お互いのためにいいのかまだわからない。)
親はいつまでも元気ではないのだ…というのをちょっと実感してしまった。
こればかりは逃げても仕方ないのでやはり前方斜め上を向いて考えよう。
帰りに『誕生日はどこに行く?』と催促された。
3月だった…すぐじゃん!