ごきげんのツボ

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言葉をカタチにできる人

小説の中のJAZZ〜村上春樹の世界

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今日はいつもとは違う【楓】のイベント。

 

村上春樹】が大好きなM子さん主催のJAZZイベント。

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朗読と解釈の後、小説の中のJAZZを流すというおしゃれで静かな内容。

すごく読み込んでるし、研究してる。

カタカナいっぱいなのに頭に入ってる。

『好きの力』ってすごいな。

 

 

私も結婚当初、すごくハマって初期のピンボール、羊男、ダンスダンスダンスぐらいまでは何回も繰り返し読んでいた。

何が何だかよく理解出来ない部分と共感出来る部分、グイグイ引き込まれて帰ってこれなくなるような不思議な小説。

いつもなぜか読んだら心が安定していた。

 

 

最近M子さんの影響で埃の溜まった本を読み返していたとこだった。

んー、私ってすばらしい!

びっくりするくらい新しい感覚。

ほとんど覚えてない。

 

ノルウェーの森だけは自分と同じ名前の女性が出てくるのとピアノの挫折の描写だけは印象に残っている。

なんかその頃の小さな自分に勝手にリンクしてたかも。(ピアノは弾けません)

映画にもなったしね。

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JAZZも朗読もステキだったけど、何よりも心を打ったのはM子さんの実行力。

楓を始めた時もアッと言う間にお店が出来た。

 

村上春樹にハマったと聞いたのは割と最近。

色々深く研究する人は多くいると思うけど、この思いを素直にイベントにした『ノリ』に感動した。

私たちは昼の部、夜も別メンバーで開催された。

 

この小さな試みが

これから人生を彩っていくんだろうな。

『とりあえずやってみよう』というそのスタンスが好き。

 

 

朗読、解説、パソコン、CDの取り替えなどサクサク全部ひとりでこなす姿が優雅でとても美しかった。

白い大きなコサージュもとても似合っていて。

 

いつもの精進料理のM子さんではなく、JAZZ BAR のカウンターにいる人みたいだった。

 

お茶菓子は水巻マルシェの時に出会ったクッキーとケーキ。

 

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何もかもが『うん、さすが!』と心から拍手の時間でした。またやってね。

 

【プログラム】

「小説の中Jazz 村上春樹の世界」

◉書籍名 挿入ページ
ミュージシャン名
アルバム名
挿入曲

1973年のピンボール P151
Stan Getz quintett
JAZZ at STORYVILLE
JUMPING WITH SYMPHONY SID

◉中国行きのスローボート なし
Sonny Rollins With Modern Jazz Quartet
LONG PLAYING MICROGROOVE
ON A SLOW BOAT TO CHINA

ノルウェイの森 上巻P83
Bill Evans Trio
Waltz for Debby
Waltz for Debby

ノルウェイの森 下巻P35
Stan Getz JOAO GILBERTO
GETZ/GILBERTO
The Girl from Ipanema

ノルウェイの森 下巻146
MILES DAVIS
Kind of Blue
So What

◉ダンス ダンス ダンス 上巻76
GERRY MULLIGAN QUARTET
PACIFIC JAZZ
BERNIS TUNE

海辺のカフカ 下巻P276
JOHN COLTRANE
MY FAVORITE THINGS
MY FAVORITE THINGS

◉色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の旅
P78
THEOLONIOUS MONK
PIANO SOLO
ROUND ABOUT MIDNIGHT

◉色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年
なし
MILES DAVIS
ROUND ABOUT MIDNIGHT
ROUND ABOUT MIDNIGHT

意味がなければスイングはない P191
WYNTON MARSALIS
THICK IN THE SOUTH
HARRIET TUBMAN

 

 

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